専門用語集
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有効空間 Working Space(ゆうこうくうかん)
有効空間とは、装置や設備の内部において、目的とする性能や条件を満たして使用できる空間を指します。英語では Working Space と表されます。
一般的には、単に装置の内部空間全体を指すのではなく、実際に使用条件が成立する範囲、または性能を確認できる範囲を意味します。例えば、試験装置、測定装置、処理装置などでは、装置の壁面付近、吹き出し口付近、吸い込み口付近などで条件が不安定になる場合があるため、使用できる範囲を有効空間として区別することがあります。
当社では、主に温(湿)度試験槽や温(湿)度試験室において、規定された温度・湿度条件を満たす空間を表す用語として使用します。温(湿)度試験槽の内部全体が、そのまま有効空間になるわけではありません。槽内の空気循環、吹き出し・吸い込みの位置、壁面からの距離、供試品の配置などによって、温度や湿度の分布が変わるためです。
温(湿)度試験では、供試品を有効空間内に配置し、規定された温度・湿度条件で試験を行うことが重要です。有効空間から外れた位置に供試品を置くと、設定温度や設定湿度とは異なる条件を受ける可能性があります。
また、有効空間内であっても、供試品の大きさ、発熱の有無、棚板や治具の配置、ケーブルの取り回しなどによって、温度勾配、湿度勾配、温度変動、湿度変動に影響が出る場合があります。そのため、試験条件を確認する際は、有効空間、供試品の配置、測定点、温度/湿度安定状態をあわせて確認する必要があります。
詳細は「温度/湿度安定状態」「温度/湿度勾配」「温度/湿度変動」を参照してください。
略語・記号:なし
別名・関連表記:試験空間、槽内有効空間、ワーキングスペース、使用可能空間
関連用語:温(湿)度試験槽、温(湿)度試験室、温度/湿度安定状態、温度/湿度勾配、温度/湿度変動、設定温度、相対湿度、供試品、測定点