自動車のEV化により車内の静音性がより求められています。また、供試品も大型化してラトルノイズ用試験装置の加振力が大きいものが要求されるようになっています。
エミックでは以前より300Nクラスのラトルノイズ用試験装置の販売をしてまいりましたが、大型化の御要望にお応えするためにラトルノイズ試験用の新しい振動試験装置P10-BSR/9515-BSRを開発致しました。
エミックが長年磨き上げてきたネオジウム磁石を使用した磁気回路を使い、励磁コイルレスにより発熱量を抑えて冷却を最低限にした装置により静音化を図っています。
▲10m/s2で200Hz加振をした時の、1/3オクターブ解析グラフ
◆はNR25のポイント
型式 | P10-BSR(暫定仕様) | 9515-BSR |
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加振力 サイン | 2000 N0-p | 600 N0-p |
振動数範囲 | 5~300 Hz | 5~300 Hz |
最大加速度 | 40 m/s2 | 40 m/s2 |
最大速度 | 1.5 m/s | 1.5 m/s |
最大変位 | 30 mmp-p | 15 mmp-p |
■ 励磁コイル・励磁電源の無い、究極の省エネ振動発生機
■ 加振力10kNを超える振動試験装置として業界初の永久磁石型を採用
励磁コイル・励磁電源を廃止し、従来の中型振動試験装置において「究極の省エネ」を実現しました。
また、冷却ブロワを約70%小型化すると共に、振動発生機の温度に応じて回転数を制御する事で大幅な省電力と静音性を実現しています。
[省エネ効果]
電気料金削減費
約1,520,000円/年(装置出力25%時)
約1,600,000円/年(装置出力10%時)
CO2削減量
約42,200kg/年(装置出力25%時)
約79,716kg/年(装置出力10%時)
※当社比(同等振動発生機916シリーズを使用。稼働時間70%として。)
※CO2排出量は、0.555kg-CO2/kWhとしています。
(地球温暖化対策の推進に関する法律施行令、第三条に基づく)
※ 振動制御装置は、コンソールラック・マウント方式です。(オプション)